2020年
9月
18日 16時
0分
札幌管区気象台提供
- 十勝岳では、14日に62ー2火口付近の浅い所と推定される火山性微動が発生し、火山性地震の一時的な増加や傾斜変動が観測されました。その後、火山性微動の発生はなく、火山性地震も少なく経過しています。また、噴煙・噴気の状況に変化はみられず、地殻変動においても火山活動に伴う特段の変化は認められません。
以上のことにより、現時点では火山活動が活発化する様子は認められません。
なお、十勝岳ではここ数年、熱活動の活発化や火山性地震の増加など火山活動の活発化を示唆する現象が観測されており、今回もそのような中で発生した現象と考えられます。今後も同様な現象が発生する可能性がありますので火山活動の推移に注意が必要です。
2018年
12月
21日 11時
0分
札幌管区気象台提供
- <雌阿寒岳に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>
- 11月20日からポンマチネシリ火口付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加しましたが、11月24日以降減少し、その後は少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されておらず、地殻変動にも特段の変化はありません。
また、12月11日に北海道開発局の協力により実施した上空からの観測や、12月19日に実施した現地調査では、ポンマチネシリ火口および周辺で熱活動の高まりは認められませんでした。
これらのことから、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。
雌阿寒岳では、火山性地震が増減を繰り返すなど、しばらくして活動が上昇に転じる場合もありますので、今後の推移に留意する必要があります。
なお、定期的に発表していた火山の状況に関する解説情報は終了します。
- 火口内に影響する程度の噴出現象は突発的に発生する可能性がありますので、火口内や近傍では火山ガスや火山灰噴出に注意してください。
2018年
12月
21日 8時
0分
気象庁地震火山部提供
- 現在、雌阿寒岳は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)です。雌阿寒岳で噴火が発生した場合には、21日09時から12時までは火口から南東方向、21日21時から24時までは火口から南東方向に降灰が予想されます。
- 21日9時から22日3時までに噴火が発生した場合には、以下の方向・距離に降灰及び小さな噴石の落下が予想されます。
時刻 火口からの方向 降灰の距離 小さな噴石の距離
21日09時から12時まで 南東 70km 4km
21日12時から15時まで 南東 70km 4km
21日15時から18時まで 南東 60km 4km
21日18時から21時まで 南東 40km 1km
21日21時から24時まで 南東 50km 3km
22日00時から03時まで 南東 50km 3km
期間中に噴火が発生した場合には、以下の市町村に降灰が予想されます。
北海道 :釧路市、足寄町、釧路町、厚岸町、標茶町、鶴居村、白糠町
- 噴煙が火口縁上1000mまで上がった場合の火山灰及び小さな噴石の落下範囲を示しています。
噴火発生時、小さな噴石の落下が予想される範囲内では、屋内や頑丈な屋根の下などに移動してください。
2015年
11月
1日 6時
0分
気象庁地震火山部提供
- ◆噴火警報及び噴火予報の発表について◆
気象庁では、12月1日(土)から噴火警報及び噴火予報の発表を開始
します。
各火山の噴火警報及び噴火予報の発表は、同日10時~10時20分の
間に順次行い、発表の時点で、従来の緊急火山情報、臨時火山情報及び火
山観測情報を廃止します(地震の発生や火山の噴火等により繰り下げられ
る場合があります)。
噴火警報及び噴火予報の発表スケジュールの概要は以下のとおりですが、
詳細は、オンラインユーザーにつきましては気象庁ホームページを、防災
情報提供システムのユーザにつきましては、WEB画面の「システム運用
情報」をご覧ください。
10時00分~06分(火口周辺警報、噴火警報(周辺海域):7火山)
07分~20分(噴火予報:101火山)
※上記噴火警報及び噴火予報は、三宅島、桜島等の19火山について火
山毎の火山名コードの電文で発表し、その他の火山(89火山)につ
いては、火山名コード(900)「その他の火山」の電文でとりまと
めて発表します。
また、12月1日0時から10時までに、火山活動に噴火警報の発表を
必要とする異常を観測した場合には、異常と判断した時点で、その火山の
噴火警報を発表します。
発信官署、電報の種類は以下のとおりです。
1.発信官署 気象庁本庁、札幌管区気象台、仙台管区気象台、
福岡管区気象台
2.電報の種類
カザンジヨウホウ1、ツウチカザン9、キンキユウカザン9
エイカザン9
本件に関する問い合わせ先
気象庁地震火山部管理課、火山課火山監視・情報センタ-
代表(XX)XXXX-XXXX (内線XXXX、XXXX)
火山地図情報について
- 噴火のおそれのある火山に各警報の色と数値が表示され、下部には各地の災害情報が表示されます。
- 凡例の表す状態について以下に記載します。
- 噴火警報:
- レベル5~2。火山活動に動きがあります。
- 噴火予報:
- レベル1。活火山であることに留意。
-
- レベル5:
- 「避難」危険な居住地域からの避難等が必要。
- レベル4:
- 「避難準備」警戒が必要な居住地域は避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
- レベル3:
- 「入山規制」今後の火山活動の推移に注意。
- レベル2:
- 「火口周辺規制」通常の生活。
- レベル1:
- 「活火山であることに留意」通常の生活。
-
- 多量:1mm以上
- 火山灰がまきあげられ視界不良となり地面は完全に覆われる(外出を控える)
- やや多量:0.1mm - 1mm
- 火山灰が降っているのが明らかにわかり路面表示は見えにくくなる(注意)
- 少量:0.1mm未満
- 火山灰が降っているのがようやくわかり地面にうっすら積もる
-
- 各総合振興局・振興局のリンク文字をクリックいただくと当該総合振興局・振興局の防災情報が表示されます。
- しばらく画面がそのままの方は更新ボタンを押し、最新の噴火予報情報をご利用ください。
- 「次の行動は?」ボタンをクリックいただくと、その他の行動ページが表示されます。
避難情報について
- 避難指示・勧告が出ている総合振興局・振興局が表示されます。クリックいただくと各総合振興局・振興局の避難情報が表示されます。
